【海老名市綾瀬市新築コラムver．263】注文住宅｜失敗しないキッチンの選び方

海老名市や綾瀬市で注文住宅を建てる際には間取りや予算で悩むと思います。注文住宅で間取を検討するとき、キッチン選びで迷うお客様はたくさんいらっしゃいます。

キッチンは毎日、何度も使う場所で、家事の中では一番手間がかかり、効率の良さをのぞむ場所ではないでしょうか。

そんなこともあり、キッチンの選び方を失敗すると日々ストレスが溜まっていくので要注意です。

今回の海老名市綾瀬市新築コラムでは、注文住宅で失敗しないキッチンの選び方をご紹介します。

｜キッチンの選び方

海老名市や綾瀬市で注文住宅を建てる場合ハウスメーカーや工務店から住宅会社を選ぶと思いますが、どちらを選んでも住宅の規格によっては、自分が好きなキッチンを設置できない場合があります。

注文住宅といっても完全自由設計のハウスメーカーや工務店は少ないです。多くは、ある程度仕様が決まっている「セミオーダー注文住宅」になります。

「セミオーダー注文住宅」とは、ある程度自由に間取りや設備品を決めることができますが、コスト面でどうしても対応できない部分があったり設置できる設備品などが決まっている注文住宅のことです。

キッチンを選ぶ場合、設備の打ち合わせで「こちらのカタログの中からお好きなキッチンを選んでください」と言われたりします。

そのカタログには、5種類くらいのシステムキッチンがあり、選べても2社とか3社くらいに限定されていたり、同じメーカーばかりだったりします。

好きなようにキッチンを選ぶなら、オプションを選び、追加費用を払っていくことになります。

海老名市や綾瀬市で注文住宅を建てるときにキッチンにこだわりたい人は、ハウスメーカーや工務店を選ぶ段階でキッチンは自由に選べるか確認したほうがよいでしょう。

｜ガス or IHどちらにするか決める

まず最初に決めなくていけないのは、電気とガスのどちらにするかを選択しなければなりません。国のZEH住宅推進もあり、近年はオール電化の傾向が強まり、ガスよりもIHクッキングヒーターを選ぶご家庭が多いです。割合にするとIHとガスで7：3くらいになります。

＜調理のしやすさ＞

一般的な意見としては火力があるガスのほうが、調理はしやすいという意見が多いです。いままでガスに使いなれた方はガスコンロを選択するケースが多いように思います。

＜掃除のしやすさ＞

IHクッキングヒーターはガスコンロよりお掃除がしやすいです。IHクッキングヒーターはフルフラットなので、ひと拭きするだけで油汚れが簡単に掃除できます。魚焼きグリルもIHの方が掃除の手間はかかりません。ガスコンロだと、ゴトクがあるので、油汚れを拭き取る際はIHより時間と手間がかかります。

＜安全面＞

IHクッキングヒーターのほうが安全性は高いです。IHクッキングヒーターは火を使わないので火事の心配がありません。

＜初期費用＞

初期費用はガスのほうがコストが安いです。IHクッキングヒーターにするということは、オール電化になるので、お風呂の給湯器もガスではなく、エコキュートなどの温水器を設置することになります。

「ガスコンロ＋ガス給湯器」と「IHクッキングヒーター＋電気温水器」で比べると、初期費用は2倍くらい違います。

＜ランニングコスト＞

都市ガスが使える地域であれば、そこまで大きな差はありませんが、プロパンガスの地域の場合、圧倒的にIHのほうがランニングコストは抑えることができます。

家を建てる地域が都市ガスなのか、それともプロパンなのかを調べておくことが大切です。

料理はやっぱり直火でないとという方や、ガスコンロの方が使い慣れているという方は、ショールームなどでIH体験会が開催されていますので、一度そのような体験会に参加してみるといいかもしれません。

｜キッチンの形を決める

IHクッキングヒーターかガスコンロかを決めたら、つぎはキッチンの形を決めましょう。
キッチンの形は大きく以下の3つがあります。

■ 壁付キッチン
■ 対面キッチン
■ 独立キッチン

＜壁付けキッチン＞

壁面に向かってキッチンが設置されているタイプです。
昔の家のほとんどがこのタイプで、作業に集中しやすく、キッチンスペースを大きくとらないのが特徴です。

壁付けキッチンの場合、料理中は部屋の中の様子がわからないので、小さいお子さんがいるご家庭は、あまり向かないでしょう。

メリット
☆コンパクトなキッチンを実現できる
☆収納が多くつくれる
☆料理に集中できる
☆ 商品、設置コストが安い

＜対面キッチン＞

リビングに向かってキッチンが設置されているタイプです。

海老名市や綾瀬市の新築一戸建て、新築マンションではこのタイプが最近はもっとも多いです。

調理をしながら、リビングやダイニングにいる家族見渡すことができるので、小さいお子さんがいるご家庭にむいています。

メリット
☆家族と話しながら料理ができる
☆料理の配膳が楽になる
☆食器棚や冷蔵庫の配置がしやすい

＜独立キッチン＞

憧れだったキッチンNo1のアイランドキッチンです。調理スペースが広く取れるので、夫婦で料理をしたり、子供たちと一緒に料理をしても狭く感じることがありません。こちらも家族の様子を見ながら料理することができます。

メリット
☆開放感がある
☆調理スペースの奥行きを広くできる
☆複数人で料理ができる

｜キッチンの高さに注意

注文住宅でキッチンをオーダーメイドまたはカスタムする場合、一番失敗しやすいのは、カウンターの高さです。

一般的には「身長÷2＋5cm」というのが、一番作業しやすい高さだと言われています。

しかし難しいのが、炊事を夫婦で分担している場合。

ご夫婦の身長が同じくらいであれば、問題ないのですが、ご主人の身長が175ｃｍ、奥様が160cm の場合。

夫→175cm÷2＋5cm＝92cm

妻→160cm÷2＋5cm＝85cmとなり7cmの差が出てしまいます。

どちらの理想よりも7cm低かったり、高かったりすると使いずらいと感じてしまいます。

それでもどちらかに合わせなければなりません。施工事例を見ていると多くのご家庭では低いほうに合わせることが多いようです。

｜横幅が広すぎると使いづらくなる

キッチンの横幅は広いほうが使いやすそうなイメージを受けます。

しかし横のサイズが広くなれば、それだけ調理中に移動する距離も長くなり、結果としてあまり効率の良いキッチンでは無くなる場合があります。何か特別な理由が無いかぎり、キッチンのサイズは標準的なものを採用しましょう。

｜天板はステンレスと大理石どちらにするか

キッチンのワークトップは多くの場合「ステンレス」と「人工大理石」から選ぶことができます。
このセレクトでも悩まれるご家庭が多いです。

＜ステンレス＞

ステンレスの特徴は、熱に強く、耐久性や耐水性にも優れているというところです。コスト的に人工大理石より安価に設定されています。

＜人工大理石＞

デザイン性で人気なのが人工大理石です。人工大理石は主な素材はポリエステル製かアクリル製になっています。

ポリエステル製の方が安価ですが、長く使っていると黄ばんでくることあり、あまりおすすめではありません。多少費用は高くなっても、耐久性や清掃面に優れているアクリル製をおすすめします。

｜まとめ

キッチンは毎日、何度も使用する場所で、家族の健康を担っている場所といっていいでしょう。キッチンの妥協はしてほしくない項目です。

多少費用が掛かってもいいので、調理をする家族が希望する広さ、設備、システムキッチンの種類を選ぶようにしましょう。

デザイン性にこだわる人も多いのですが、やはりキッチンは使いやすさを重視して欲しいと思っています。最初の段階では、設置するキッチンの種類を決めておけば、間取りづくりはできるので問題ありません。

あとは色々なカタログを見比べながら、プロの意見も聞きつつ、ご家庭で納得できるキッチン選びを進めましょう。

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