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2021.08.13

【海老名市綾瀬市新築コラムver.285】分譲地内にある調整池のメリットとデメリット

調整池の役割とは

調整池(ちょうせいち、ちょうせいいけ)とは、大雨や台風など一時的にたくさんの雨が降ったときに、いったん雨水を受け止めて徐々に放流させるための施設です。一気に放流すると河川が氾濫する可能性があるので、地域によってこのような施設を設置しています。ダムのような役割と言ってもいいかもしれません。

調整池は豪雨から街と住宅を守っています。

 

海老名市周辺だと綾瀬市の早園団地内に大きな調整池があります。
これは大雨で目久尻川が氾濫するのを防ぐ目的で設置されています。

 

調整池にはいろいろなタイプがあり、河川のすぐ横にコンクリートブロックで囲ったタイプや駐車場や運動場の地下などに設置される場合もあります。

近年、分譲地によく見られるようになったのは、アスファルトが多く、雨水が地下へ浸透しにくくなったからです。

そのため「雨水調整池」と呼ぶこともあります。

最近は集中豪雨が増えてきていて、下水道の処理能力を超えてしまうケースが多くなってきています。

調整池は住宅地にとってはとても重要な施設です。

また、地域の浸水を防ぐ目的はもちろんですが、集中豪雨のピークはほとんどが短時間なので、一時的に降水を受け止めたあとは公園として活用されているところもあります。

調整池が設けられるような大きな分譲地だと、分譲地の広さによって公園や緑地の設置も義務付けられるため、調整池の隣には公園があるケースが多いです。

調節池が設置される場所

氾濫が起こりやすい場所や、土地開発で森林や農地が失われて雨水浸透能力が低下した場所などに設定されます。

こちらは分譲地から調整池→河川への放流の断面図です▼

 

調整池がある分譲地を購入する時の注意点

大きな調整池であれば、自治体へ移管されていることがほとんどです。

しかし小規模な調整池であれば、宅地開発業者がそのまま所有・管理している場合もあります。

調整池はもともと雨水をためておくための場所です。問題が起きてからどこが管理しているのかわからないとならないよう、購入を決定する前に定期点検・清掃・管理がどのように実施されているのかを確認しておきましょう。

 

調整池のデメリット

ここまでの説明で、調整池に溜まった雨水は間違いなく排水されます。

しかし、雨の多い梅雨や台風の多い9月~10月など数日間水が溜まっている状態を考えると虫、(特に蚊)、コケやカビなどの発生による衛生面や池にお子様が落ちてしまう危険など安全面が気になるのではないでしょうか。

 

排水がうまくいかず雨水が溜まることがある

調整池に水が溜まっている日数は、平均的に2~3日程度です。しかし、排水する箇所にゴミや砂が詰まってしまうと水はけが悪くなり、1週間程度雨水が残る場合もでてきます。

もし気になる状態になったら、調整池を管理しているところに連絡をして迅速に処置をしてもらう必要があります。

本来調整池は水が溜まっていない状態が正常です。排水がうまくいかず雨水が溜まっているような事があれば、すぐに処理をしてもらえるはずです。

 

雨水がたまると虫が発生しやすい

雨水がたまりだすと、微生物や虫などが発生するので、小鳥やカラスなどが集まってくることがあります。

水が溜まることで発生する虫といえば、蚊ではないでしょうか。実際に調整池と隣接する土地に家に住んでいる方は、網戸が開けられない、洗濯物を取り込んだ際に一緒についてくることがあるという体験談もあります。

 

調整池のメリット

調整池は地域にとって大変重要な役割を担っています。調整池はその周辺地域がのちのち開拓されて何か別の建物が建つということはありません。

つまり調整池に面した住宅であれば、前面や隣に高い建物が建つことはありません。

自然光がたくさん入る明るい家になるといったメリットがあります。また、前面や隣に建物が建たないことで開放感も得ることができます。

調整池と水はけが悪い、地盤がゆるい?

調整池と水はけが悪い、地盤がゆるいは関係ありません。

大雨が降った時、一度に下水や河川に雨水が流れればあふれてしまいます。
それを防ぐため、一時的に貯めて ゆっくり流すたものものです。

 

水に関する土地の気になるところ

調整池に限らず、河川や海、池、田んぼなど水に関することで土地の地盤のことや成り立ちついて気になる点は海老名市や綾瀬市の土地を購入する上でたくさんでてくると思います。そんな時は遠慮せず担当の営業や土地を販売している不動産やに質問しましょう!

海老名市や綾瀬市、厚木市、座間市など県央エリアの土地は高額です。高額な買い物、自分の財産になるものですから、不安な箇所があるなら必ず解決して、その土地を購入するかしないか判断しましょう。

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